グラントリノ
クリント・イーストウッドが、監督・プロデューサー・主演をつとめた作品。
評判が高かっただけに、正直ちょっと肩透かしでした。
クリント・イーストウッドの才能は素晴らしいとは思うけど、
この高評価に見合うだけの作品とは、ちょっと思えない気もする。
まず、作品の見方が結構難しかった。
はじめは、深いヒューマンドラマなのだろと勝手に決めてかかっていた為、
随所にある、「そんな訳あるかな?」という疑問を感じるシーンに、
萎えていたが、これはコメディなのか、と理解しなおし、
そうやって見ると、まぁ楽しめる展開になってきた。
そんな頃に、唐突に、2段階は危険度の増したシリアス&バイオレンス展開…
いや、どう楽しめばいいのか、ちょっと難しい。
良くも悪くも、西部劇を踏襲した感じ。
未開の部族=アジア人を助ける、古きよき西部開拓者?
ということなのだろうか。